DROPS DESIGN WORKS OUR BIKES

★★★ みなさまのコメント、感想などお待ちしております ★★★

2010年10月19日火曜日

No,4 DAYTON SPECIAL
















その他の画像はコチラ↑


『  1900s  DAYTON SPECIAL  』
Frame : THE DAVIS SEWING MACHINE Co.  “ DAYTON SPCIAL ”
Size : Top 610 (C-C) , Seat 610 (C-T)
Rims : Unknown (Wooden & Iron)
Hub : F/Unknown 32h
          R/MUSSELMAN COASTER BRAKE 36h
Tire : JACK BROWN 700×33.5c
Crank&ChaineRing : DAYTON
Pedal : Unknown
Stem&Handlebars : KELLY HANDLE BAR
Saddle : DAYTON
Seat Post :DAYTON
Bar Grip : Unknown (Wooden & Leather)



アメリカから買い付けたこの車両は、THE DAVIS SEWING MACHINE Co.製造の「DAYTON」という自転車。
その名の通り、ミシン製造メーカーが作った自転車なんです


















その歴史は…

1888年にジョージ・ハフマンという人がニューヨークのデービスミシン社を買い、オハイオのデイトンに移転させ1889年から操業。1892年からは自転車も作り始め、はじめは他社の下請けでしたが1895年に「DAYTON」という自社ブランドを発表。
1897年には全米1位の自転車製造メーカーに成長する。
「DAYTON」は仕上げの美しい高級品で、作る自転車の色は全てカーマインレッドで統一されていました。
その後、デービスミシン社は1922年に約30年続いた自転車事業を清算することとなる。しかし、その清算金を得たジョージ・ハフマンの息子、ホレス・ハフマンが1924年にHuffman Manufacturing Company(ハフマン製作所)を創設し、1934年に自転車を発表。
この会社が、BMX等で時代を作った、現存するあの『 HUFFY 』なのです。


ということで話が長くなりましたが、この車両については…
資料不足で、何年製なのか正確には判別していませんが、前オーナー曰くは1900年製とのこと。
確かに、メーカーは違いますがハンドルには “APR.19.99” の刻印が!












てことは1900年製も信じられる?!?!

セパレートもですが、この曲がりと角度!たまりません…
もちろん、左右を逆にし180度回すとドロップスタイルにもなります。
グリップは木の芯に革が巻いてあり、銅板で留めてあります。(手の込んだ高級仕上げですね)















リムは木製なのですが、芯材には鉄が入っていました。
元々は黒と赤のツートンに塗装されていた様なのですが、塗膜が風化して汚かったので剥離して研磨、一皮剝いてシェラックニスで仕上げました。



















その他、各構成パーツすべて分解清浄し組上げ、磨いてココまできました。













錆やキズを気にしないこのヤレた感じが大好きなのですが、致命傷であるフォークコラムの曲がりと、ヘッドパーツ、BBの入替えもあるのでフルレストアします。
もう一度バラして、フレーム修正から塗装、、、、と文字通りフルレストア!


いつになることやら全く分かりませんが、仕上がったら再度載せたいと思います。お楽しみに!